その364 時間軸のデフォルト値が現在であることを忘れるな!

リズムが乱れても、冷静にいつものポジションに戻るように気持ちを切り替えたい。

過去の反省、未来への思いについて思考することは大切である。

しかし、そのうえで時間軸のデフォルト値が現在であることを忘れてはいけない。

どんな状況であっても、客観的に現在の自分が何をすべきか判断し、行動できる自分でありたい。

シーンは連続であるが、その一方で単独なのだ。

大きな流れを捉え、その中に潜む、小さな波に個別に対処していくことを心がけたい。

自然界にある川の流れは複雑だ。

上流から下流に流れることは基本であるが、川底の形成状態によっては逆流している箇所もあり、下流からの強い風が川面の水流を逆流させることもある。

水量、風の条件によって、時に流れに反発をしながら、それでも高いところから低いところへ川は流れていく。

連続性を保ちながら、個々には局面を打開する動きをするのが自然界の常なのかもしれない。

人の行動原理も自然界の動きと同一である。

大きな目的のために動かすことは間違いがない。

そして行動を連続させることにより、一歩づつ目的に近づく。

しかし、時には足場が固まらずに滞留してしまうこともある。

逆風が吹き押し戻されるときもある。

この時に、主体的に行動するために時間軸を現在に置き換えてみることだ。

過去の思い出に浸る、あるいは、都合のよい未来像に思いを馳せるほうが気楽なのかもしれない。

現在ここにあるものを乗り越えるには汗をかかなければならないので、少なからず苦労を伴う。

しかし行動できるのは現在だけであって、過去、未来では行動できない。

少しだけでもよいので、前に出ようではないか。

何かを動かしてみることを心がけよう。

失敗するかもしれないが、ポジションを取らなくても、動かないという結果が一緒であるのなら、まずはやってみることだ。

今、この瞬間に自分でできることを地道にこなしていくことでのみ、未来が開ける。

思い描いた未来とは違ってもよいのかもしれない。

しかし川がいつの日か必ず海に繋がるように、行動の連続によって、必ず目的に到達するものだ。

コースが変わって当初の目的ではなくなっているかもしれないが、いつか、形を変えた目的には到達するものである。

さあ、この瞬間何をすべきであるか考えてみよう。

そう、それが答えだ。

答えがわかったら行動すればよい。


本日のパパからのメッセージは、

「時間軸のデフォルト値が現在であることを忘れるな!」

です。


そして、パパの「今日のよかった!」は、

「非日常の時間から日常の時間への帰還できた!」

です。

Why?

→ 瞬間の行動に繋げることができたから。